私が異文化適応コーチになった理由

海外で味わった仕事上のストレスと孤独感

私は20年にわたり海外で仕事をしてきましたが、
順風満帆には程遠いホロ苦い経験ばかりでした。

日本と違った環境で
思うように仕事が進まないストレスや、
思わぬところで海外のスタッフに
誤解されてしまうことは日常茶飯事でした。


周りは現地のスタッフばかりで
なんとなく疎外感を感じたり、

特に赴任してしばらくの間は相談できる人もおらず
深い孤独感を味わったことも一度や二度
ではありません。

家族にも迷惑をかけました

さらには家族を海外に帯同してきましたが、
家族の心身の不調により
日本と海外で長い期間離ればなれで
暮らしたこともありました。

家族の健康や幸福感を犠牲にしてまでして
自分が海外で何を得ようとしているのか、

数年ごとに海外での仕事を転々としながら
どんなキャリアを築いていけばいいか、
自分を見失っていたこともありました。

海外でホントに辛かったことは

周囲に知り合いもなく、

時差もあり日本の家族や友人と
ゆっくりコミュニケーションすることもままならず
悩みを打ち明ける機会がない。

現地で日本人の知り合いができても、
何となく自分の本音は言いづらかったり。

​日本の上司や同僚に
現地スタッフとの関係や仕事のことで
愚痴を言ったり相談してしまうと、
私が現地でうまくいっていないことを打ち明けるようで・・・

自分の「評価」が下がってしまうのではと
相談することを躊躇してしまったり。

そうして異文化適応コーチとなりました

このように
海外での仕事や生活、
文化的背景が異なる方々との関わりにおいては
普段味わえない思いや感情と
向き合う機会が多いと思います

​今まさに海外での仕事や生活で
私と同じような課題に直面されている方も
いらっしゃるのではないでしょうか。



海外の仕事や生活で感じる悩み、ストレスは
「人それぞれ」。

大切にしている考えや
置かれた環境、立場、経験、性格も
「人それぞれ」。


だからいかに置かれた環境に適応し
目の前の経験をいかに有意義なものにしていくか、
その道のりもまた「人それぞれ」だと
つくづく思う今日この頃です。


私がこれまで得た海外での仕事や生活経験、
異文化コミュニケーション学での博士号過程で得た知識、
異文化適応トレーナーとしてのトレーニング経験をもとに

私は顧客の皆さんお一人お一人が
「自分らしく」異文化環境に適応し、

「自分らしく」ご自身の理想を叶えるために
前を向いて進んでいくお手伝いをしたいと
思っています。