プロフィール

・1971年生まれ 大阪市出身
・異文化適応コーチ/ライフコーチ
・米国 Global Dexterity (異文化適応) 公認トレーナー
 (日本人初)

・異文化コミュニケーション学で博士号取得
・海外駐在歴20年/6カ国
・共感型コーチング認定 プロフェッショナルコーチ

「自分らしく」郷に入っては郷に従うがモットー

・スキューバダイビング、星空観察、料理、読書、
 映画、過去に野球を少々

・コーヒーと甘いもの、砂漠、オーロラ、紅葉、
 冬山、白砂のビーチ、市場(特に魚市場)

・現在は家族と中東(ヨルダン)在住

略 歴

・琉球大学 日本語教育学科卒業
・ベリアッタ職業訓練校(スリランカ)日本語教師
・国際協力機構(スリランカ)プログラムオフィサー
・メヘバ難民キャンプ(ザンビア)プログラムオフィサー
・国家計画モニタリング省(パプアニューギニア)
 プロジェクトオフィサー
・投資計画省(ベトナム)プロジェクト調整員

・Global Leadership MBA取得
 (オーストラリアBond大学)

・マレーシア工科大学(マレーシア)
 プロジェクト調整員

・異文化コミュニケーション博士号取得
 (フランスHorizons大学)

・Global Dexterity(異文化適応)
 日本人として初の公認トレーナー資格取得
 (アメリカ

・職業訓練公社(ヨルダン)プロジェクト調整員
・異文化適応/自己実現ライフコーチとして
 独立・起業

経 歴

20年6カ国で海外駐在を経験。

仕事の仕方、コミュニケーションのあり方を巡り多国籍チーム間での不和や自身も周囲からの孤立板挟みを経験。

国籍やバックグランドの異なるメンバーに対して不信感をあらわにするメンバー間の調停、紛争解決を海外駐在中に数多く実施。

スペース

価値観や仕事観、コミュニケーションに関する常識、暗黙の了解の違いが多国籍メンバー間で相互不振を招き、結果としてチームが機能しなくなることを痛感。

メンバー個々が考える「常識」や価値観の違い、お互いが相手に何を期待しているかを意識した事業運営、人材マネジメント、コミュニケーションを行ううち、各国での事業運営やチーム間でのコミュニケーションに不可欠な人材として認知されるようになる。

スペース

スペー

異文化理解や異文化コミュニケーションが海外での事業管理、人材マネジメント、リーダーシップに有効であると認識し、同分野で博士号を取得。

「異文化適応」をテーマに世界的ベストセラーとなった『Global Dexterity』のAndy Molinsky教授(米国Brandies University)に師事。

同教授から日本人初の
Global Dexterity 公認トレーナー資格』を授与される。

私のこれまでのストーリー

私は異文化適応コーチ、
ライフコーチとして中東に住み、

楽しく仕事をさせていただいています。

 

しかし過去の私は思い返すだけで
身を隠したくなるほど恥ずかしい、

今風に言うと「痛い」存在でした。

 

私がいかに「痛い」存在だったか、
ここで3つの告白
しておきたいと思います。

「自分はなんて情けないんだ」

   私はかつて、ある強迫観念のようなものに取り憑かれていました。

海外の人たちとチームを組んで共に仕事し、
彼らから評価され、信頼され、共に成果を
生み出していくためには

英語をペラペラに話し、
理路整然と自分の意見をいい、
人前に立って立派な演説をうち、
必要なら相手ととことん議論をし、
ときに気の利いたジョークを言い合う。

そんな
「スーパーマン」でなければ海外の人たちと
一緒にやっていけないんだ
とずっと思っていました。

 

私の原体験はアフリカの難民キャンプですが、
そこでは国連や欧米の援助機関の関係者が
一堂に会する会議が週に2回行われていました。

しかし

私は周りが何を言っているかがわかっても
うまく自分の意見が言えない

和気あいあいとした雰囲気の会議で、
自分一人だけが取り残されているような感覚

あいさつやでも通り一遍のことしか言えず、
社交的に振る舞えない情けなさ

私は会議でほとんど発言することもなく、
何か言わなければならないとわかっていても
テーブルの隅っこに座って
ほとんど聞いているだけでした

会議があることが憂鬱でたまらず、
会議が終わると疲労感しかありませんでした。

また現地のスタッフからは
「強いリーダーシップ」を期待されながら、

「みんなでミーティングして話し合おうよ」
「そこで誰が何をするかみんなで決めようよ」

優柔不断とも取れる態度しか示せず、
スタッフたちに

頼りないリーダーだ

と陰口を叩かれていることもわかっていました。

周りの期待にも応えられず、

自分はなんて情けないんだ

と自分を責め、
私は海外には向いていないんだろうかと
自信を失っていました。

一体なんなんだ、このスタッフたちは?

海外の上司、同僚、部下、パートナー、
取引先、クライアントと仕事をしていると、

日本人を相手にするのと異なったストレスを感じます。

仕事への取り組み方、仕事の進め方、コミュニケーション作法の違いを目の当たりにすると

「この人たちは仕事やる気あるのか?」
「どうしてそんな偉そうな態度を取るんだ?」

「どうしてこんな「常識」がわからないの?」
「私と一緒に仕事をする気がないのでは?」

「一体なんなんだ、このスタッフたちは?」

などと
つい相手のことを
ネガティブに見るようになります

お互い自分の「モノサシ」で相手を判断するので、こちらは一生懸命やっているつもりでも相手から評価されなかったり、ちょっとした言動が誤解されていたり

そんな経験が重なると相手に対する苦手意識を持つようになり、一緒に仕事をすることにストレスを感じ相手を遠ざけたくなるのです。

新しい国に行って
数ヶ月は耐え忍ぶことができても、
ふとした時に抑えてきた
我慢の感情が爆発してしまう
こともありました

お互いの仕事の仕方をめぐって
現地のスタッフと
廊下に響き渡るほどの大声で
怒鳴り合いの言い合いをしたことも
一度や二度ではありません。

泣きじゃくる長男

ここも書くつもりが、思い出すだけで辛すぎて書けません。

私が夫として、父として
最も情けなかった時期のことです。

ご縁のあったお方にはお会いした際にお話したいと思います。

「異文化適応」コーチングとライフコーチングとの出会い

そんな「痛い」存在だった私ですが、

異文化コミュニケーションの知見に加え

「異文化適応」コーチング
ライフコーチング

に出会えたことが
私をドン底から引き上げてくれました。

価値観や常識の異なる人たちと
共に何かを成し遂げていくことの
達成感

海外の方々から評価や信頼を得られたと
実感できたときの
うれしさ

新たな人とのつながりを得られたことの
喜び

海外での人との出会いを通して
様々な生き方、価値観に触れられることの
面白さ

困難を乗り越えたからこそ得られる
成長できたという充実感

そして

「自分らしく」進んでいけば
自己実現が可能になるんだという
希望

を持ち続けられていることが
今の私を支えています。

そして今、こうした経験を
「一人でも多くの方々と共有したい」
との想いでコーチングをしています。