知ってました?「謙虚さ」の解釈アレコレ

異文化 個人主義

日本は「謙虚さが美徳」

日本人は他の人の前で自分を控えめに表現することを大切にします。「謙虚さが美徳」というコトバを聞くこともよくあります。

たとえば何か褒められたときは「皆さんのおかげです」と答えることが一般的です。

これは集団主義的な価値観が強い日本社会で、個人の成功をあまり前に出さず、周囲との調和を保とうとする姿勢が背景にあります。



世界との価値観の比較データでGeert Hofstedeの文化次元モデルで見ると、日本は比較的集団主義の傾向があって

低い個人主義スコア(46)を持ち、集団の一員としての自分を大切にする傾向が強いことがわかります。

中国や韓国など他のアジア諸国も、日本と同様に低い個人主義スコア(中国20、韓国18)を持ち、謙虚さや他者を立てる文化が根付いています。

これらの国々では、自分を前に出さず、謙虚に振る舞うことで集団との調和を図ることが重視されています。

 

個人主義の価値観が浸透しているところでは・・・

一方で、他の地域や文化において、謙虚さの受け止め方は異なります。たとえば、アメリカは非常に高い個人主義スコア(91)を持ち、自分の意見や成功を積極的に表現することが重要とされています。

アメリカ社会では、自己主張が強く推奨され、謙虚さは時に自己アピール不足と見なされることもあります。

これに対し、北欧諸国(スウェーデン、ノルウェーなど)は、比較的高い個人主義スコア(50-70)を持ちつつも、社会的平等や共感を重視する文化が強く、謙虚さが重要視されることがあります。

このように、謙虚さに対する価値観は文化や地域によって大きく異なり、個人主義の度合いがその受け止め方に大きく影響しています。

(出典:Country Comparison Tool, The Culture Factorより)

個人主義の文化で働くのは大変?

さてあなたが個人主義の強い人と仕事をするとき、あなたはどう振る舞えばいいのでしょうか?

自己アピールや自己主張が必要だとわかっていても、違和感や抵抗を感じてしまうことが多いのではないでしょうか。

あなたにとって馴染みのない振る舞いが求められるとき、そこで難しさを感じるのは自然なことです。

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岡部 浩一 | 海外での仕事&人間関係「お悩み」解消(@koichi.okabe.jp)がシェアした投稿