ステレオタイプに満ちた僕

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下の画像は「世界の国々がどのように問題解決を図るか」を表した「ステレオタイプ」です。

見たことがおありの方もいらっしゃると思いますが、簡単な絵で各国の問題解決方法を揶揄しています。

あくまで「ステレオタイプ」なのでこの情報を鵜吞みにしてしまうのは控えなければなりませんが、それにしてもおもしろいなと。

画像が示す各国の問題解決法に僕なりの解釈を加えますと以下のようになります。



●ドイツ
問題を早期に解決。「まとも」

●アメリカ:
ドローン戦闘機によって問題解決

●ロシア:
強権の発動によって問題解決

●中国:
問題をもみ消して解決

●イギリス:
紅茶を飲んで問題解決を図る

●アイルランド:
ビールを飲むうち問題がかすんで見えなくなる

●スペイン:
シエスタ(昼寝)するだけで問題はそのまま残っている

●イタリア:
問題解決よりもまずはパスタ(食事)

●スイス:
国民投票によって「答え」を出す

●ベルギー:
何も問題がないところに問題を見出す

●フランス:
ある問題についてデモやスト、騒乱が起こり、かえって問題が増えてしまう

●スウェーデン:
シンプルに見える解決策を出すが、結局わかりにくい

●日本:
会議を開催するが問題は残ったまま



この図を作成しているのはフランス出身の方らしいのですが

「日本人は会議ばっかりやってるわりに、
ちっとも問題解決に至らない」


という見方が世界で定着してしまっているのかなと思うと悲しくなります。

しかし日本での会議の多さや、そこで費やされる不毛な時間を振り返ってみると

「そうだ、その通り!」

うなずいてしまったり。



その他の国についても思わず「ニヤリ」としてしまうのは、メディアなどを通して流れてくる情報に触れるうち、自分の中で知らない間に形成されている各国のイメージ、すなわち「ステレオタイプ」と一致しているからでしょう。

この中ではアイルランド、スペイン、イタリアに僕は好感を抱いてしまいます。

これは問題解決ということ以上に、酒におぼれるとか、昼寝してしまうとか、問題解決よりまずはおいしい食事というように、人間としての欲求をそのまま表現する人に僕が好意を持つ傾向があるからだと思います。



「ステレオタイプ」を持ってしまう人間の脳のメカニズム

「ステレオタイプ」と「偏見」の違い、その乗り越え方についての考え方についてご興味ありましたら、こちらの記事を参考にされてください。