【海外あるある】ファーストネームであなたを呼ぶなんてムリっす

私が外国の方、
特に欧米の方々と接する上で
限りなく抵抗を感じるのが

「ファーストネームで名前を呼ぶこと」

です。

アメリカで教鞭をとっておられる大学の先生。

しかもその道の大家で
ハーバードビジネスレビューに記事を
バンバン出されているような方とご縁を
頂いて初めてオンラインでお会いした時、

仰々しく

「プロフェッサーXXXX」

なんて呼びかける私に対し

「トムと呼んでくれ」

なんておっしゃるのです。

でも私は

「あなた様をファーストネームで呼ぶ
 なんて、そんな大それたこと
 私にはムリっす!」

と激しい心の抵抗を感じたのです。

ファーストネームで呼ぶことに抵抗を感じる理由

私は中学、高校時代、
上下関係の厳しい部活環境で育ったせいか、
日本人を含め世界のどの国の方であっても、
いまだに年配の方や目上の方と出会うと
自然に距離を置いてしまいます。

「自分は一歩下がらなきゃ」
「自分はへりくだって礼儀正しくしなきゃ」

という意識がつい働いてしまうのです。

異文化コミュニケーションの情報にあたって
いますと、

ある国における一般的な振る舞いや言動が
記されていることが多いです。

たとえば

「アメリカでは相手のことを
 ファーストネームで呼ぶことが一般的」

というように。

だからといって、初見の、特に目上の方を
ファーストネームで呼びかけるなんて
私には到底できません。

周りがやるように
気軽に相手のことをファーストネームで
呼びかけられたら、もっと打ち解けた話が
できるんじゃないか。

それも百も承知しています。

でも、

普段馴染みのない言動や習慣に触れ、
そういった心理的な抵抗を感じるのは
私だけでなく誰にでも多かれ少なかれ
あるんじゃないかなと思うのです。

相手がこちらに期待する言動がどんなものか、
それはわかっちゃいるけど、
その振る舞いを行おうとするのに抵抗感を
抱いてしまうのは自然なことだと思います。

異文化適応の仕方は人それぞれ

相手の振る舞いや、その裏に潜む
相手の価値観、期待、
相手なりの「常識」を理解する
ことはもちろん重要です。

でも、

それに接して感じる心理的な抵抗感は
人それぞれ。

アメリカなら、アメリカ人のような
話し方や態度を、ムリしてそのまま
コピペするように振る舞おうと
しなくていい。

その環境に適応していくのは

少しずつ、「自分らしく」やればいい

と思うのです。

ところで
その大学の先生とは、
5、6回お会いしてようやく

「ハ〜イ、トム!元気ぃ?」

なんて自然に言えるようになりました。

心の中で最大限の敬意を払いながら。