見えている世界はメチャ狭い

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同じ環境でも人によって「見えているもの」「見たいもの」は違います。客観的に見ているつもりでも、実は「全然見えていない」こともあるのではないでしょうか。


『動物と人間の世界認識(日髙敏隆著)』という本を読みました。

いろんな動物や昆虫を取り上げ、彼らには何が見えているか、何を見ようとしているのか

その世界観の多様性に驚嘆しながら

動物や昆虫、そして人間も、結局自分にとって意味のあるものしか見えない、見ようとしないんだなということに改めて思い至る、ものすごくおもしろい本でした。




たとえばアゲハチョウは漠然と飛んでいるのではなく

日が当たっている木のこずえに沿って飛ぼうとするのだそうです。

アゲハチョウは視野が1メートルほどしかありませんが、その狭い視界の中でひたすら日のあたる木のこずえを探しながら飛んでいる。

日陰があるところにさしかかると、さっと日のあたる方に飛んでいく。


なぜなら

アゲハチョウはミカン科の木のこずえに卵を産み、幼虫はその葉っぱを食べて大きくなり羽化するのだそうですが

ミカン科の木は日の当たる場所にしか生えていないから。

交尾をする相手も日の当たるミカン科の木にしかいないから。


だから人間には見えている大きな木や、日陰の落ちた原っぱ、砂利道、川の流れなんてものはアゲハチョウには何の意味もなく、それらは全然見えないのだそうです。

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でも、アゲハチョウの視野の狭さを僕は笑えたもんじゃないなと、ちょっと怖くなりました

自分では客観的に見ているつもり。

広く見渡しているつもり。

でも実際は「自分にとって意味のあるもの」しか見えていないんじゃないか。

見たいものしか見ていないんじゃないか。

他の人が見たら僕の視野なんか「アリぐらいのもん」と形容されてもおかしくないのかもしれないと。




仕事で誰かとパッと会った瞬間、自分の見たいものが見れているかに僕の意識が向いています。

相手の服装であったり、顔の表情であったり。
話し方の態度はどうか、目線はどこを向いているか。

そして仕事では自分の思い描くとおりに進んでいるか。

「思った通り」であれば安心し
「思った通りでない」とストレスを感じる。




こうして考えると、冷静に状況や相手を見ているつもりでも、実際は自分にとって意味があるものを見られているか、それを確認しているだけではないでしょうか。




僕は海外の方との仕事が多いですが、相手が何を見ているか、相手に見えているものは何かを知ることで愕然とすることもあれば

アゲハチョウの話のように「へぇ、なるほど!」と思う場面も多くあります。

相手のもつ世界観のようなもの。

これからも楽しみながら学んでいければと。




あなたに「見えているもの」「見たいもの」って何でしょう?

アゲハチョウが日なたの木のこずえに吸い寄せられるように

僕はスーパーに行くとアイスクリームコーナーの「あずきバー(箱のやつ)」にいつも吸い寄せられるのです。